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捻りもなくただただ森村の日常。
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    差し詰め彼は光君

    引き続いて友人の逸話。(笑。)



    私とほぼ同じ時期にこちら東京に越してきた友人・Nちゃんという子がいます。
    彼女は現在、自分の夢を追ってある特殊な業界に入るために専門学校で勉強中。

    さまざまな授業を受ける中、ある先生いわく『まだ若い人間の価値観・人間らしさを知るには“恋愛感情”について語らせるのが1番』だそうで。
    自分の初恋、失恋、理想などなど恋愛に関するエピソードを生徒が順番に話して行く、中。



    その一環で『源氏物語の葵上についてどう思う?』という質問が投げられたそうです。



    その中でまず源氏物語を知ってる人間は6人。(Nちゃん含めた女5人&男1人)

    順番に一言ずつ感想を述べるのですが、先の女の子陣が口々に『(葵上が)可哀想だと思う』 『六条の御息所みたいに相手の女を呪う人は恐ろしい』。


    そんな中。


    Nちゃん言い切った。





    『私は六条さんの気持ちがものすごく分かります。





    『だってそうでしょ!?みんな思わない!?確かに葵ちゃんは可哀想かもしれないけど!!葵ちゃんさえいなければあの人は自分を向いてくれたとか!思うもんじゃない!?』












    お前は友達か?








    ※本人いたって真面目に語っております。(笑。)


    色々とツッコミどころ満載なご意見でしたが(六条さんてなんだよ学級委員かよ)こういう読み方をする奴が増えれば古典も距離が近くなるなぁとふと思った森村さん。

    これだからこいつ好きです。(笑)
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